先日のこちらの記事でのお約束。
今日はシャンプーの仕方をお伝えしますね!!
英語でいうと、How To Shampoo
韓国語なら、샴푸 방법
ロシア語なら、Как шампунь
です。
では、いきましょう!!笑
①まずは予洗(よあらい)です。
シャワーでしっかり流しましょう。
実はこの作業、結構重要です。
なぜなら…
・予洗で汚れの8割方が落ちます
・髪に多くの水分を含ますことで、あとのシャンプーの泡立ち、伸びをよくします
・泡立ちが悪いからと言って、シャンプー剤を追加しても泡立ちません。シャンプー剤は水分がないと泡立ちません
・結果、シャンプーの使用量を減らせます
・おかげでシャンプー後、流しやすく、泡切れがいいです
②シャンプー剤を泡立てます
シャンプー剤は泡立てて、泡で洗うのがオススメです。
泡立てて使うことで、シャンプー剤に含まれる有効成分が髪全体を行き渡り、包み込むようになるからです。
そして泡なので軽く、洗い流しが簡単です。
使用するシャンプー剤の量も圧倒的に減らせます。
使用量が減ると、いつも使ってるシャンプー剤より、少しイイモノを使うこともできますねw
最近、お客さまにお伝えしてるのは「泡立てネット」。
洗顔料などを泡立てるときに使う泡立てネットです。
薄い柔らかいものより、厚手でしっかりしたものの方が、よりきれいな泡が作れるように思います。
③シャンプーします
全体にマッサージをするように、頭皮を動かすことを意識しながら洗いましょう。
指先や爪などでガシガシ洗うのではなく、「指の腹」を使って優しく洗いましょう。
「洗う」のは「頭皮のみ」です。
「髪の毛」を洗わないように。
濡れた髪の毛に摩擦を与えると、キューティクルの損傷に繋がり、枝毛、切れ毛の原因になります。
最近では、シャンプー剤によって、ここで流す前に「泡パック」を推奨しているものもありますね。
④流します
しっかり流しましょう。
目安になる時間は「シャンプーした時間の約2倍」が目安です。
⑤トリートメント
トリートメント剤を適量、毛先を中心に揉み込みます。
トリートメント剤は、根本付近や頭皮にはつける必要はありません。
ここで、蒸しタオル(タオルをお湯につけて絞って)を巻いて、その間に体を洗うのがオススメです。
こうすること(加温しながら時間を置く)で、トリートメントの浸透力が高まります。
体を洗い終わると、体と一緒に頭からシャワーで流しましょう。
髪に必要とされるトリートメント成分は吸収されて、吸収しきれなかった余分なものが流れるので、しっかり流しましょう。
トリートメント剤を流したものが体についても、なにも問題ありません。
⑥リンス(コンディショナー)
最後にリンスやコンディショナーといわれるもので髪の毛をコーティングして保護してあげます。
適量を手に取り、毛先を中心に髪の毛に伸ばし、荒ら櫛などでとかします。
コーティングするのが目的なので、流し過ぎないように注意しましょう。
うちのサロンでは、「チェンジングリンス」という方法を使ってます。
これは…
洗面器1杯分くらいのお湯に、リンス剤を1プッシュ分程度溶かします。
それを、髪にかけます。
それで終わりw
もし気になるようなら、さっとシャワーで流してもOKです。
簡単ですよね笑
⑦タオルドライ
美容室で髪を乾かすのって、早いですよね。
あれって、別にドライヤーが大きいとかではなく、このタオルドライに秘密があるんです。
水って、必ず上から下へ流れますよね。
では、髪の毛の上と下ってどうなんでしょう。
そうですね。
根本が上にありますよね。
つまり、根本側、頭皮をしっかりタオルドライして乾かしてあげることで、毛先の方へ伝って流れる水分が少なくなります。
毛先ばかりタオルドライしてても、根本側(上)に残っている水分が髪を伝って毛先(下)へ流れてきて、なかなか乾かない理由です。
頭皮をしっかりタオルドライしておくことで、全体を乾かす時間が格段に短くなります。
根本側の水分が取れたら、毛先をタオルで包み、しっかり水分を吸収させましょう。
くれぐれも、タオルでゴシゴシ擦らないように、優しくタオルで押さえるように。
⑧アウトバストリートメント
タオルドライが終わったら、アウトバストリートメントなどをつけましょう。
オイルタイプ、クリームタイプ、バームタイプ、ムースタイプなどいろいろなものがありますね。
養毛剤、育毛剤などもこのタイミングです。
⑨ドライヤー
最後にドライヤーですが、これも地肌から乾かすのが時短の秘訣です。
さっきのタオルドライができていると、とても簡単ですね。
「寝るときには完全に乾かして寝ましょう!!」
とか言いますが、お客さまに聞いていると、どうやらお客さまと我々美容師の感覚に差があるように思います。
お客さまの「完全に乾かして」は、乾かし過ぎ、過乾燥にあるように感じます。
「完全に乾かさなくちゃ」と思って過剰にドライヤーを当て過ぎてパサパサになってる状態です。
「美容室から帰る時の感じ。」
それくらいの感じが、我々美容師の「完全に乾かした状態」なんです。
健康の髪水分量は「11~13%」と言われます。
髪の毛の艶やしっとり感を出すには、水分は必要になります。
その必要な水分まで飛ばしてしまった状態が「過乾燥」です。
あと、艶を出すのに「熱」は必須です。
よく「ドライヤーって髪が傷みそう」と言われますが、タオルドライをしっかりして、適切にドライヤーを使うことによって、過乾燥を避けられ、「ドライヤーによって髪が傷む」どころか、艶のある美しい髪になれます。
そうすることで、翌朝のスタイリングがすごく楽になりますよ。
長々とお付き合いありがとうございました笑
改めて、日頃お客さまにアドバイスさせていただいてることを文字にまとめました。
読むと長くてタイヘンそうですが、実際には日頃みなさんがされているお手入れがベースに、少しばかりのポイントをアドバイスしただけです。
今夜から試してみてくださいね♪
今日もいい日だ!!
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