紫陽花って植えている土壌の酸度(ペーハー)によって花の色が変化するんですってね。
土壌が酸性なら青色、中性~アルカリ性ならピンク色になるそうです。
さて、髪にも適切なペーハーがありまして、健康な髪の毛ってペーハー4.5~5.5の弱酸性なんですよね。
きっと今お使いのシャンプーとかって弱酸性のものが多いと思います。
適切なペーハーのものを使って髪を健康に保つっていう発想からですね。
髪の毛が健康でいられるペーハーより酸性(数が小さくなる)に傾くと収斂(しゅうれん)され、アルカリ性(数が大きくなる)に傾くと軟化膨潤(なんかぼうじゅん)します。
ヘアマニキュアはほぼ酸性なんですが、一般的にカラー剤と言われるものはアルカリ性です。
つまり、カラーをすると髪は健康でいられる弱酸性よりアルカリ性に傾いているわけです。
そうなると髪は軟化膨潤しているわけで、分かりやすく言うと、キューティクルが開いてしまって傷みやすくなっているわけです。
ホームカラーなどでは、そのまま終了してしまうんですが、我々美容師が使うサロンカラーでは、そのあとのペーハーコントロールなどを施して、髪を弱酸性に戻すわけです。
だからと言って、一度アルカリ寄りに振ったものをコントロールして弱酸性に戻しただけですので、それは修復されたわけではなく補修しただけです。
一度壊してしまったものは元通りには戻りません。
なので、ホームケアで補修効果を重ねていく必要があります。
カラーのあとのパサつき、ひっかかりなどが気になる方はホームケア一度見直してくださいね。
今日もいい日だ!!
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