今日は紫外線の種類と、それぞれの対策のおはなし。
紫外線の種類って!?
紫外線には、UV-A、UV-B、UV-Cの3つがあります。
UV-Aは、波長が長く、お肌の奥深く真皮まで届き、肌内部に活性酸素を作りだします。すると、コラーゲンやエラスチンも破壊し、シワやたるみなどの肌老化を招きます。地表に届く紫外線の約9割はUV-Aです。
UV-Bは、お肌の表面が赤くなる炎症を引き起こします。肌表面に発生した活性酸素は、紫外線を浴びなくても過剰なメラニン色素をつくり、やがて色素沈着となりシミやソバカスの原因になります。
UV-Cは、波長が短く、そのほとんどが大気中のオゾン層に吸収され、地表まで届きません。
UV-Aは、窓やガラスを透過するため、部屋の中にいても車の中にいても油断は禁物です。特に窓辺の席に座る機会が多い人は、片側だけダメージが進んでしまっているかもしれないのでご注意を。
しかも、冬場でも夏の約半分と、UV-Bに比べ、一年中注意が必要です。
ちなみに、曇りの日では晴れた日の6割強、雨の日でも晴れた日の約2割の紫外線が地表に届いています。
また、壁や地表に当たって反射するため、海やスキー場では反射する紫外線にも注意が必要です。
UV-A、B、それぞれの対策は・・・
よく、紫外線対策商品に、SPF とか、PA などの文字がありますが、それぞれの意味は!?
SPF
サンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で、主にUV-Bの防止効果を表す目安の数値です。数字が大きいほど効果が高くなります。
何も塗らない場合に比べてUV-Bによる炎症をどれぐらい長い時間防止できるかを表しています。
例えば・・・
何もしなくて10分で日焼けする人がSPF30の日焼け止めを使うと、
10分×30倍=300分(5時間)に延長できる。
何もしなくて20分で日焼けする人がSPF30の日焼け止めを使うと、
20分×30倍=600分(10時間)に延長できる。
ということです。
PA
プロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略で、主にUV-Aの防止効果を表す目安の数値です。
+の多さがUV-Aに対する効果の高さを示します。
PA++++ 極めて高い効果がある
PA+++ 非常に効果がある
PA++ かなり効果がある
PA+ 効果がある
このようなことを踏まえて、これからの季節、出掛ける場所、時間、活動内容などに応じて、ご自身にピッタリの紫外線対策をしましょうね!!
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